雑記屋さん

某広告代理店勤務のクリエイティブディレクターが、時々お仕事のことや趣味の仮面ライダー/カメラのことについてツラツラと記事にしていきます!

本気を出したフィルムの写真ってめちゃくちゃキレイだなって話

フィルムカメラ、好きなんですけど1つだけ不満があるんですよ。

それはデータ化した写真の画素数

 

「そもそもフィルムなのに画素数まで求めんなよ」って声が聞こえてきますが、それについては何も反論できません。デジタルで撮れやと言われたら笑顔で頷くしかないです。

 

 

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それでも、どうしてもこんな高画素のフィルム写真を見たくなるのがカメラバカ。

そんなカメラバカの夢を叶えてくれるお店が、そう。『カメラはスズキ』さん。

 

 

通常のスキャンだとおよそ200〜300万画素の中、高画素スキャンだと記載の通り1,750万画素。

ガラケー程度の画質が一気にスマホやデジカメの画質にレベルアップ!!って考えたらすごくないですか?

写真データそのもののサイズも桁違いに大きくなってますし、大きいサイズでプリントしても楽しめるサイズ感。

 

それでは、作例をご覧ください。

 

 

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どうですかめちゃくちゃ綺麗じゃないですか。

フィルムはKodak『Proimage 100』を使用しています。

当然、フィルム特有の粒子は出ていますが、高画素化していることで全ての輪郭がハッキリ写っているように感じます。

(描写の甘さやボケについては使用しているレンズの影響ですね)

 

ところでいかがでしょう。緑に囲まれた中でビニール傘をさしているわけですが、ボケ味と甘い描写が相まって幻想的な雰囲気ではないでしょうか。

まぁ僕が気に入ってるだけなんですが笑

 

 

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いつも通り、『Leica M6』に『Summarit 50mm F1.5(L39)』の組み合わせで撮影していますが、オールドレンズの描写なのに高精細というところがとっても気に入ってます。

SONYのα7シリーズでもLeicaレンズを装着することは可能ですが、CMOSセンサーを通したデジタルライクな写りになってしまいます。

ということを考えると、フィルムの方が自然な質感に仕上がるのではないかなと。

まぁこれは個人の好みなので、何が良い悪いというわけではないですけどね!

 

ちなみに、これが1番のお気に入り。

 

 

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さて、ここからはFUJIFILMの『C200』を使用した写真です。

このフィルムは逆輸入品という珍しいポジションにいるフィルムですが、『業務用100』が値上がりしてしまった今、比較的安価に購入できる最後の砦といったところでしょうか。

 

 

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夏の清涼感、良いですよね。

透き通る空に美しい葉の色。もうこれだけで気分はルンルンです。

 

 

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梅雨明けが待ち遠しいですね。

この夏はなにしようかなぁ

 

さて、いかがだったでしょうか。

もしかしたら、スマホの小さい画面で見ただけでは画素数の違いはわからないかもしれません。

そんなときは、折角なのでプリントして楽しむのも良いでしょう。

 

スマホに保存しておくのも良いですが、プリントして額に入れて飾る。

たまには、写真本来の楽しみ方に立ち返ってみるのも一興ですよ。

 

 

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ね!

 

【使用機材】

Leica M6+Summarit 50mm F1.5

ヤマプリに現像をお願いしたら、まるで魔法のような仕上がりになった話

フィルムカメラを本格的に始めてから3ヶ月目に突入したわけですが、ずっと気になっていたことがあるんです。

 

それは「ラボ(現像所)によって仕上がりってどれくらい変わるのか!」ということ。

すごく大げさな言い回しをしましたが、要は巷で話題のラボに現像をお願いしてみたかっただけのことです笑

 

現像をお願いしたかったラボの1つ、今回は『山本写真機店』様(通称ヤマプリ)にフィルムを郵送しました。

現像データが戻ってきたので、満を持して1ヶ月ぶりにブログを書きます笑

 

 

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まずは『Portra400』をISO100に設定して撮影した写真を紹介します。

Summaritを開放で使用していたこともあり、だいぶハイキーでの仕上がりとなりました。

(このPortra400以外は、フィルムに記載されたISO感度で撮影しています)

 


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強烈な西日の中で撮影していたので、インデックスにはほぼ真っ白な写真が多数でしたが、データにするとこの通りしっかり色が乗ってきておりビックリしました。

そして写真の空気感がキレイ。

 抽象的な表現になりますが、頭に残る思い出の色味って、このくらい淡くないですか?

 

 

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『Portra400』の写りは元々好みではありましたが、より好きな風合いの写真に仕上げて頂けて、写真見ている間ニヤニヤが止まりませんでした笑

 

調子に乗って撮影していたら36枚あっという間に終わってしまったので、ここから先は『ULTRAMAX400』で撮影した写真をいくつか。

 

 

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1枚目の写真は『ULTRAMAX400』ぽいなー!といった色味ではないでしょうか。

青色の発色が非常に強いことで有名なフィルムで、空の色がキレイに表現されてますね。太陽に照らされた海も良い感じ。

 

ポートレートも個人的には好きな風合いで、今回初めて使用しましたが「クセの強いフィルム」といったイメージは完全な勘違いだったようです。

 

 

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うん、好き。

 

 

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HASSELBLAD 503CXで撮影したフィルムも現像をお願いしました。こちらも『Portra400』です。

透き通るような空気感がとても良いなと。初夏の匂いがしてきそうです。

 

 

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今回は計4本の現像をお願いして、最後の1本は『PRO400H』となります。

緑色はみずみずしいし、1枚目の青空のグラデーションなんかもキレイですよね。

 

さて、いかがでしたか?

今回初めて現像をお願いしましたが、とても素敵な風合いに感動したのでまたお願いしようと思います。

山口県まで送ることになるのでそこそこ時間は掛かるかなぁと思っていましたが、郵送した翌日から数えて6日目にはデータが届いたので結構早い印象です。(ブローニーも入れて4本お願いしていたし)

 

普段とは違うところに現像をお願いして出来上がりを待つのも、フィルムカメラならではの楽しみ方ですね。

 

それでは、今回はこのへんで。

 

【使用機材】

Leica M6+Summarit 50mm F1.5(L39)

HASSELBLAD 503CX+Planar 80mm F2.8

【今推したいオールドレンズ】Summarit 50mm F1.5

Leicaを手にした日から、ずっと欲しかったレンズがあるんですよね。今回はその紹介。

『Summarit 50mm F1.5(L39)』というLeicaのレンズ。1949年の戦後すぐから製造が開始した本レンズ、僕が購入したものは1957年のもの。

 

実に62歳と、父親よりも歳上だということを考えると何だか感慨深くなります。

買ってすぐの本レンズを装着して、いそいそと鎌倉に繰り出してみました。

 


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どうですかこの62歳。随分やんちゃな写りをする笑

そもそもボケが凄まじい上に、ぐるぐる渦巻いてることがわかりますよね。

 


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このボケの渦に飲み込まれそうな感じ、「暴れ馬だなぁ〜」とは思うものの、僕は結構好きなんです。

「目に見える世界が全てではない」そんなことを考えさせてくれるような。

ちなみに、今回はLeica M6のボディとISO50に設定したFUJIFILMの『業務用100』フィルムを組み合わせて撮影しています。

 


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先程の凄まじいぐるぐるボケ、今でこそ好意的に捉えられている一方、発売開始当初はかなり敬遠されていたんじゃないかなと思うんですよね。

というのも、『ボケ』を写真を構成する要素としたのって日本独自のもので、海外はいわゆるパンフォーカスが長きに渡って主流だったんです。(確か)

 

なので、開放F1.5よりも絞って撮影されてたんじゃないかな。ってことで少し絞るとシャープな写りに。

 

クセ強いのに無難な仕事も意外とこなせる。

年の功というか、手綱を引く人を試してる感じすらありますね笑

 


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撮影した日の鎌倉は30度超え。すっかり夏模様で海も賑わってました。楽しみですね、零和最初の夏。

 

天気も良く、露出オーバーになるのでF値は8〜11くらいをメインに。同じレンズを使用しているのにここまで描写が変わるのすごいですよね。

 


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ちょっと油断するとすぐにぐるぐるしちゃうのに。

 


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いやぁこれだけ暑いと、アイスやジェラートに惹かれますよねぇ。

ありますよ鎌倉に美味しいお店。いかがですか?

 

 

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試し撮りにしては、我ながら良く撮れたんじゃないかなと思います笑

とはいえ、まだ開放でも撮影できてないですし、Summaritの真骨頂とも言えるゴーストやフレアも味わえていません。

休日はしばらく、このレンズを着けたLeicaを相棒に出掛けることになりそうです笑

 

Leicaでポートレートを撮るということ

Leica M6、ポートレート撮影にも積極的に使ってるんですよね。

ピント合わせるの遅いくせに、瞬間をどんどん逃してるくせに、それでもLeicaで撮ってます。

理由は「だってカッコイイじゃん。」この一言に尽きますが笑

 

というわけで、レンズもフォクトレンダーの『NOKTON classic 35mm F1.4 MC』を新調して色々撮ってます。頑張ってますぼく笑

 

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いきなりちょっとアダルトな雰囲気(?)の写真。

これは先日参加したフィルム散歩で撮影したものです。

 


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この辺も全て、サブカメラとして持参したLeica M6で撮影しました。

前の記事が圧倒的に寄りで撮影した写真を載せていた分、これらの写真は割と自然な落ち着いた雰囲気かと。

 

若干引きの写真が多いと感じるかもしれませんが、それもそのはず。

Leicaって最短撮影距離が70cm〜1mm程度なんですよ。近寄れないんですよね。

近寄れない上にレンズが35mmと割と広角なんで、必然的にスナップ的な撮り方になります。

 

となると、つまりポートレートも自然な感じ、作り込み過ぎない感じに仕上げられるんですよね。

 


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ポートレートなんだけど、人物よりも背景その他の方が大きく写る。

「レンズ変えれば良いじゃん」という声も聞こえてきそうですが、35mmのこの画角がLeicaらしいんですよ。

 


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例えば、好きな人のことって、ちょっと距離を置いて眺めてるのが丁度良いじゃないですか。そんな感じ。

近寄ったら好きな気持ちがバレちゃうから、少しだけ距離を置く。経験ありますよね?

 


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とはいえ、背景を整理してあげればポートレートとして成立するのではないでしょうか。

もちろん、ポートレート向けの中望遠レンズとは異なり、被写体以外の雑味も多分に入りますがそれもまた良しということで。

あとこの3枚、僕のクセが如実に出てますね。人を右に置きがち笑

 

さて、ポートレート写真を多く掲載してきましたが もちろんそれだけではありません。

 

 

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こんな風に、スナップシューターとして使うことも 当然あります。

というか、気軽に持ち運びできるレンジファインダー機はスナップシューターとして使うのがあるべき姿でしょう。

 

それでも、Leicaの放つ雰囲気や佇まいの中ポートレートを撮影すると、撮る側も撮られる側も気分がアガるというか、ちょっと違うんですよね。

これは気持ちの問題かも知れませんが、その気持ちが大事。

 


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これからも、Leicaだからこそ撮れる画を大切に撮影していきたいものです。

 


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やっぱり『フィルム散歩』は素敵なイベントだった

4月21日以来、2回目のフィルム散歩に参加したんですよ。

 

超晴天の中での開催ということで、充実感と疲労感が同じレベルで襲って来たイベントとなりました。でも楽しかったぁ!参加するたびに新しい発見があるんですよね。

 

今回も、前回と同様に啓太さんの音頭のもとメンバーが集まりました。啓太さんの他、学芸大にある『三宝カメラ』さん、横浜の『カメラはスズキ(通称カメスズ)』さんのコラボ企画、早速いってみましょう。

 

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今回はモデルの佐倉彩海(twitter:@ayami_s222)さんをお迎えしての初のポートレート回!(フィルム散歩でポートレートを扱うのは今回が初とのこと!)

大学院に通いながらモデル活動をされているとのことでしたが、透明感のある笑顔が素敵なかたでした。

 

 

フィルム散歩恒例の集合写真。僕だけ持ってるのがバズーカみたいになってますね。

 

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この景色を見て「もんじゃ焼き食いて〜」となったあなた。良いセンスだ(CV:大塚明夫)

そう、今回は月島がメインの撮影エリアでした。朝10時の月島はまだ眠りの中という感じで、これはこれで新鮮な光景。

 

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もんじゃ焼きのお店にばかり目が奪われますが、しっかり見ると素敵な路地裏が多いんですよね。

レトロな風合いで、どこか懐かしさを感じるような。

 

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あ、写真のことに触れずにきましたが、ここまで載せてきた写真の解像度すごくないですか?すごいですよね?(圧)

 

今回のフィルム散歩では、啓太さんに『EOS 3』というCanonフィルムカメラをお借りし、それに『SIGMAの70-200mm F2.8 Sports』と『SIGMA 50mm F1.4 Art』という直近発売されたいわゆる「現行レンズ」を組み合わせました。

フィルムは、彩度が高く「世界最高」とも謳われた粒状性を誇る『Ektar 100』を使用しています。

 

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『Ektar 100』、パッケージもフィルムもめちゃくちゃカッコイイ。

とまぁ、フィルムx現行レンズを組み合わせることで、『HASSELBLAD』等で有名な「中判カメラ」の写りを目指してみたわけなんですよね。

割と思惑通りにいきました。

というか、現像後にプリントされた写真を見たときはあまりの写りの良さに衝撃を受けましたね笑 

 

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うーん、改めて見ても凄い精密な写りだな。

こんな風に「やってみたかったこと」を実現するチャンスがあるのも『フィルム散歩』の良いところですね。

 

 

月島から本八幡(だったかな)までを歩きながら4時間半ほどでしょうか。参加者みんなで撮影を楽しみました。

そこから横浜へ行き、

夜には現像完了した写真を基に恒例の講評会。

(カメスズさん、いつも爆速での現像処理ありがとうございます!)

 

 

組写真を作る→投票→組写真の作成意図を説明→再度投票というサイクルで進行していきます。

面白いのが、意図を聞く前と後とで投票数が一気に変わること。(1人14票入れる権利があります)

世界観がわかると当然ですが見方が変わります。なので、1回目では票の少なかった組写真が2回目で一気に逆転するなんてことが結構あったり。

 

 

「説明がないと評価できない組写真は組写真じゃない!」みたいな声も聞こえてきそうですが、良いんです。楽しみ方は人それぞれ。

まぁ上記ツイートのように、フィルム散歩はこんな感じでワイワイ和やかなムードで進行してるわけですが、誰かの感性を直接聞く機会ってそんなないと思うので僕はこの時間がすごく好き。


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僕の作った組写真はこの2つ。

上が『片想い』下が『無機質』ってタイトルにしてます。

細かい説明は省きますが、彩海ちゃんが「好きでどちらにも票入れました!」と言ってくれただけで満足でした(●´ω`●)

 

 

写真てSNSにアップすることが多くて、プリントしたり面と向かって直接意見を言ったり言われたりって機会少ないじゃないですか。

だからこそ、僕はこうしたイベントには非常に大きな意味があると思ってるし、出来るだけ参加したいと思うんですよね。

【フィルム散歩番外編】CONTAX T2という名の素晴らしいフィルムカメラ

前の記事でフィルム散歩について触れたと思うんですが、今回はその番外編。

 

フィルム散歩はメイン機とサブ機(なくても良い)で参加するスタイルで、メインはLeica M6で臨みました。

ただ、サブ機として主催者の啓太さんからずっと気になっていた『CONTAX T2』という高級コンパクトフィルムカメラをお借り出来たのだ。わっはっは。

 

1990年製と僕と同級生のコンパクトデジタルカメラ。本体の写真を撮り忘れたのがなんとも僕らしいのですが、気になるかたは最後にURLを記載しておきますのでそこから飛んでください。

 

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さて、どうですかね?

目がチカチカするほどの鮮やかさじゃないですか?

使用したフィルム『GOLD 200』の影響もありますが、これだけ発色が良いとカラフルな物を撮りたくなりますね。

あと、誰がなんと言おうと僕の中では1枚目の写真がベストオブベストです笑

 

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カメラに内蔵されているレンズは、開放F2.8と決して明るい部類ではありません。

しかし、室内や駅など多少暗い場所でもヘッチャラどころか、この色乗りの良さには「は〜このカメラこのまま持って帰ろうか」と思うほどでした。(ちゃんと返しました)

 

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ふとした瞬間にパッと撮れるのもT2の良さですね。

今大流行りの『GRIII』にも負けず劣らずの手軽さだと思います。

 

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フィルムカメラなのに、サッと撮れるからついつい普段は撮らないようなものも撮ってしまいますね。あっという間にフィルムなくなる笑

 

彩度が高いから、絵の具でベタッと塗ったような質感にも思えますが、彩り豊かな世界を残したいならこれ以上の選択はないとさえ感じました。

自分が見てる世界をより鮮やかに彩ってくれるんだから、僕は結構好きですよこの感じ。

 

さて、最後にCONTAX T2について詳しく紹介しているページのURLを掲載します。

僕もよく参考にしている『Sunrise Camera』さんの記事です。

sunrise-camera.net

 

カメラは沼が深いなぁ

フィルム散歩って楽しいぞ

1つ前の記事でLeica M6を購入したことを書いたんですが、Leicaの魔力というかフィルムの魅力というか、最近はどっぷりフィルムカメラにハマってしまいました。

 

デジタル一眼レフと違って撮ってすぐに確認できないし、複雑な設定もできないですが、それが良いんですよね。見たままをそのまま残すっていうシンプルな撮影スタイル。(使うフィルムによって色味やクセなどはありますが笑)

 

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そんなフィルムLoverになった僕が、ずっと参加したくていた『フィルム散歩』に参加してきたことを書いていこうと思います。

 

『フィルム散歩』は写真家の鈴木啓太さんと『カメラはスズキ』さんのコラボ企画として毎月2回程度開催されてるイベントです。

Twitterで啓太さんを知ってから何度も参加できずにいた本イベント、ついに4/21に参加することが出来て気分はウキウキでした。

 

あ、啓太さんは本当に素晴らしい写真家のかたでして、こちらをご覧ください。ポートレート写真好きの人なら絶対ハマる。

https://www.urbanartgraph.com/portrait

(フォトテクニックデジタルにも寄稿されることもあるので、読者のかたは要注目!)

 

さて、前置きが長くなりましたが本題に移りましょう。

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乃木坂の『国立新美術館』からスタートしたフィルム散歩ですが、ここまで見てお察しのかたもいるでしょう。

今回のイベントは『モノクロフィルム』縛りで実施されました。

 

カメラは35mmフィルムカメラであればなんでも良いのですが、フィルムだけは指定があり、カラーネガと同等の処理で即日現像のできる『イルフォード XP2 SUPER400』で撮影を行っています。

 

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こちらの4枚は啓太さんに撮影して頂いたもの。

ご本人は「ズームレンズがダメすぎてすみません」と仰っていましたが、あのぉ、一言で言うと大満足です笑

 

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こちらの2枚は僕撮影ではないですが、参加した15名がそれぞれ「これだ!」と思った情景を写し取ったり、そうこうしながら、あぁでもないこうでもないと雑談したりもフィルム散歩の醍醐味だったなぁと感じます。

 

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これは国立新美術館からの道中で撮影したものですが失敗例として。。

モノクロフィルムということで色が白か黒しかない分、明暗と濃淡、光と影を読んで撮影しないと『メリハリのないのっぺりした写真』になってしまうんですよね。

この写真、多分普通にカラーで撮ってたら良い感じになったんだと思う。

 

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さて気を取り直して。この3枚は僕が撮ったもので、イベント最後の講評会で組写真に使用したもの。

テーマは『shadow』

上を目指す恐怖と、現状維持への停滞感、レベルを下げることへの葛藤を表現した作品です。モノクロだからこそ、明暗を使ったネガティブちっくな作品を作りたかったんですよね。

 

 

 

ということで、イベント終盤には参加者みんなで講評会。

15名の参加者全員が撮影した写真で組写真を作り、その意図を聞いて、投票して、、

写真って、誰かに評価されたり順位をつけたりする機会って少ないと思うんですよね。このフィルム散歩は、順位自体はつくのでそこが良いと思いました。(酷評されるような心折れることがないのも安心)

 

あと、新しい出会いがあるのも良いですね!イベント後にもTwitter上で仲良くしてくださるかたが多く、それだけでも参加して非常に良かったなと。(これからもお会いする機会が多くなるでしょうw)

 

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今回はモノクロ縛りではあったものの、サブ機は何を使用しても良かったんですよね。『田中と佐藤』というアカウント名の上野さん(もはやどれが本名かわからないですが)は期限切れのフィルムで撮影していて、上記2枚の雰囲気も面白いですよねー。

 

あ、ちなみに僕は先の講評で3位となる票を頂きました。順位はもとより、誰かに良いと思ってもらえるのって素直に嬉しいものです。

景品も頂きましたよ!ISO感度0.8のモノクロフィルム!

ISO感度0.8ってどう使えば良いのさ!笑

 

平成では使う機会がなかったので、令和の風景を撮影しようと思います。(撮れるかなぁ)

 

元号が変わっても、フィルム写真は廃れないで欲しいなぁ。