このカメラ、デジタル?フィルム?唯一無二の『R-D1x』
最近、特に気に入ってるカメラがあるんですよね。
勿体ぶっていてもアレなんで、早速紹介します!
上から見るとこんな感じです。このカメラ、デジタルのくせに非常にアナログで
基本的な設定情報は針で表示されます。
バッテリー残量、ホワイトバランス、記録画素数、撮影可能枚数が針で表示される仕組み。
もうこのアナログさは男子が大好きなやつではないでしょうか。
そして、何と言っても最大の特徴は「シャッターチャージをしないとシャッターが切れない」こと。
本当に、EPSONはなんてものを作ったんだと!声を大にして言いたい!最高だ!
今では『プリンター』で浸透しているであろうEPSONが最初に『R-D1』を販売したのが2004年。
そこから『R-D1s』へ進化し、最終形の『R-D1x』が販売されたのが2009年。
スペックで言うと、610万画素だしCCDセンサーだし時代を感じますね。
2009年ってめっちゃ昔だなぁ、、と思ったんですが、僕は19歳で大学生を楽しんでいた時期だし、趣味の仮面ライダーは『仮面ライダーディケイド』が放送されていたし、そんなに昔じゃないじゃんと、これを書きながら感じています笑
スペックの話に付随してですが、面白いのがデジタルなのにレンジファインダー、デジタルで初めて(初代R-D1のこと)のLeica Mマウントのカメラだった点。
レンジファインダー風で言えば、今でもFUJIFILMのX-Proシリーズが頭に浮かびますよね。
しかし、R-D1シリーズはMFで二重像を合わせる生粋のレンジファインダー。
フィルムカメラでLeicaを楽しんでいたユーザーからしたら、これほどアレルギーなくデジタルに移行できる機体は垂涎ものだったでしょう。
さて、文章はこのくらいにして、このカメラがどんな画を描き出すのか作例をいくつか。
(7artisans 28mm F1.4)
(7artisans 28mm F1.4)
(7artisans 28mm F1.4)
(7artisans 28mm F1.4)
(7artisans 28mm F1.4)
(7artisans 28mm F1.4)
(7artisans 28mm F1.4)
(7artisans 28mm F1.4)
(7artisans 28mm F1.4)
(7artisans 28mm F1.4)
600万そこらの画素数とは思えない写りじゃないですか?
EPSON製ということで、敢えてレタッチはせず撮って出しで楽しんでます。
レンズの画角は28mmですが、センサーサイズがAPS-Cなので換算42mm程度の標準域。
本体の設定でカラーとモノクロを切り替えられるので、仕事帰りにモノクロスナップも撮影してます。
(Voigtlander COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 PII VM)
(Voigtlander COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 PII VM)
(Voigtlander COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 PII VM)
(Voigtlander COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 PII VM)
(Voigtlander COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 PII VM)
(Voigtlander COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 PII VM)
(Voigtlander COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 PII VM)
(Voigtlander COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 PII VM)
(Voigtlander COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 PII VM)
(Voigtlander COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 PII VM)
仕事帰りということもあるので、なるべく薄いレンズを着けるようにしています。
(すこしでも荷物がかさばらないようにする無駄な努力ってやつですねw)
全体的に粗い雰囲気ですが、個人的にはこのくらいが好きな描写。
ちなみに、35mmなので換算53mm程度になります。
モノクロはISO1600で撮影していますが、設定できる上限が1600とこれも時代を感じさせるスペック。
この粗さがフィルムっぽさを感じさせて良い感じなんですが。
せっかくLeica Mマウントのカメラなので、最後はLeicaのレンズで撮った作例を。
(Summarit 50mm F1.5とMINOLTA M-ROKKOR 40mm F2なので、LマウントとMINOLTA製ですが、、汗)
(Summarit 50mm F1.5)
(Summarit 50mm F1.5)
(Summarit 50mm F1.5)
(Summarit 50mm F1.5)
(Summarit 50mm F1.5)
(M-ROKKOR 40mm F2)
(M-ROKKOR 40mm F2)
(M-ROKKOR 40mm F2)
(M-ROKKOR 40mm F2)
(M-ROKKOR 40mm F2)
フィルム機で撮った時とは明らかに違うな〜というのが第一印象。
特に、Summaritはかなりポワポワした写りですね。ピントが合ってるところから滲みが広がってる印象です。
M-ROKKORの方はまだしっかり解像してるように見えますね。
フィルム機に限りなく近いデジタルカメラでLeicaのレンズが使えるとなると、ついつい気持ちが高揚してしまいます笑
いかがだったでしょうか。
スペックで言うと、現代カメラには遠く及びません。
しかし、撮ってる時の楽しさ、毎日でも持ち出したくなる格好良さはMAX13台持っていたカメラの中でも1番でした。
写真そのものも、低スペックのそれとは全然異なるな〜と思います。さすがEPSON。
デジタルもフィルムも使うユーザーからは根強い人気を誇る『R-D1シリーズ』。
あなたも是非、味わってみてはいかがでしょうか。