【フィルムレビュー】PORTRA 800がノスタルジックな写りの、春にぴったりなフィルムだった話
もう3月も折り返し!春ですねぇ。出会いと別れの季節ですよ。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。僕は最近カメラばかりの生活でして、仮面ライダーはどこいったんだと思います。土日ほぼカメラな生活。
基本はデジタル一眼レフなんですが、何においても「通ぶりたい」僕は最近フィルムカメラも使うようにしてまして、今日はそのフィルムを紹介できたらなと思います。
今回紹介するのは『Kodak PORTRA 800』
人物撮影指す『Portrait(ポートレート)』に適したフィルムということで『PORTRA』の名をしていると見かけた記憶があるんですが、適度な粒状感に暖色系のあたたかみのある発色、豊かな階調が特徴とのことで人を撮るのにもってこいだぜ!って感じのフィルムです。
値段は36枚撮り1本で1,900円程度します。現像とデータ化を足すと3,100円程度。たけえなぁ
では実際にどういう写真が撮れるのか、作例を見ていきましょう!
あ、使用カメラは信頼と安心の『PENTAX SPF』に『SuperTakumar 55mm F1.8』を着けたものです。
それでは気を取り直して
こちらはおととい撮影したものですね。
オシャレなストックフォトで有名なSnapmart様が主催の『神田ワテラス散歩』に参加して色々撮り歩いてきたときのものです。iso800と高感度なので、2~3枚目のような暗めの室内でもバッチリの写りですねー。
iso800ですが、1枚目のように日中の撮影も無難にこなしてくれます。「400だとちょっと不安かも、、」というような僕と同じチキンカメラマンの人は800を選ぶと心強いでしょう。
ただ、一方で高感度ならではというか、粒状感がやや目立つのでここは好みが分かれるところかなと。PORTRAは160/400/800といくつか感度の種類が用意されているので、好みとシチュエーションによって使い分けるのが正しい選び方ですね笑
これは先月、宮崎県は高千穂で撮影した写真です。ピント外すとより粒状感が目立ちますね。写真というよりもアートっぽくなるというか、ピント外してもおしゃれに見える最強フィルムということですね。異論は認めません。
2枚目は完全に雰囲気で誤魔化してますけど、もちろんピントが合った時の描写もノスタルジックでぬくもりが感じられるかなと。(フィルムの発色が暖色強め、且つ高感度で彩度も強めに出てるのが要因かと思われます)
ちなみにこれは、28年の人生の中で1番美味しかった「鶏のから揚げ」です。これも高千穂です。
そして、から揚げすらもなんとなく「エモく」写してしまうこのフィルム凄いー。好きー。もっと使いたいー。高いー。
さて、「人物はわかった。風景はどうなんだ?」という声がちらほら聞こえてきたので、風景写真もいくつか。
これらは熊本県の『上色見熊野座神社』で撮影したものです。天気が悪く霧が凄い、簡単に言えば悪天候だったんですが場の雰囲気はしっかり形に出来てるんじゃないかなと。彩度が強めな分、晴れた日の風景なんかは色鮮やかに美しく撮れると思います。
試しに友人を撮影したんですが、もう粒状感がすごいというか、粒が暴れ狂ってますね。
いくら高感度と言えど条件が悪いと「もったいない写り」になってしまうので、しっかりシチュエーションを見極める必要はありますね。
改めておとといの『神田ワテラス散歩』の写真に戻りますが、シチュエーションさえ読み違えなければ、室内のような暗がりでもキチッと写ります。
自然光との相性も良いので、これからの季節『花x影x女性』という黄金の組み合わせをPORTRAで撮影するのも楽しいでしょうね。
ほら、なんかワクワクしてきませんか?