雑記屋さん

某広告代理店勤務のクリエイティブディレクターが、時々お仕事のことや趣味の仮面ライダー/カメラのことについてツラツラと記事にしていきます!

【フィルムレビュー】CineStill 800Tが想像以上に『エモい』写りをしたので紹介したい

2/8~11で九州を旅行してきた。

3泊4日の中で、福岡/長崎/宮崎/熊本と

中々濃密なスケジュールだった。

(体力回復しないと思って12日も休みにして

家で仕事してましたごめんなさいすみません

許してください)

 

今回は、デジタル一眼レフに加えて35mmフィルムカメラ

も持参して撮影を楽しんできたのだが、

写りが非常にエモかったので、是非紹介したく

本記事を執筆している。ほんと、見て。

 

f:id:Ryouchang:20190213174320j:plain

 

まず、カメラは1973年発売の『PENTAX SPF』に

1960年代に製造されていたレンズ

『Super Takumar 55mm F1.8』を装着して使用している。

それに合わせて今回使用したフィルムが、

赤い丸のついたケースに入っている

『CineStill 800T』だ。

 

www.amazon.co.jp

 

簡単にフィルムのことを紹介すると、

下記のような特徴を持っていることがわかる。

 映画用タングステン光下フィルムのISO800カラーネガフィルム

映画のワンシーンを切り出したようなイメージで撮影できます。
映画用タングステン光下フィルムのISO800カラーネガフィルム。
低照度で困難なタングステン光の状況のために設計されています。
多くの異なる照明状況でも使用することができます。


再加工された特注のこのフィルムは、標準的なC-41で安全に現像できます。
タングステン光(3200K)で撮影したい時は、ISO800として設定し、フィルター無しでの撮影が推奨されます。
ナイト撮影に向いていますが、タングステンフィルムなので、太陽光の元では青みがかった色になります。
その際は、色補正フィルターを使用すると(KODAKの85B、ケンコーのW12、富士LBA-12)普通の色味になります。


青みがかった不思議な色を楽しむ場合は、プリントで色補正をしないよう指示して下さい。
(引用:Amazon.co.jp)

「 映画のワンシーンのような写真が撮れるよ!

昼でも撮れるけど、どちらかというと夜を

オススメするよ!」このような具合だ。

 

ここからは実際に撮影した写真を掲載するが、

僕は基本的に全て開放で撮るタイプだ。

今回も絞ることは一切せずに、絞り開放、

シャッタースピードは1/500で撮影している

 

まずは福岡にある宮地嶽神社。ここは年に2回

『光の道』という、太陽が道路から参道までを

一直線に照らす現象が有名な神社だ。(しめ縄も有名)

f:id:Ryouchang:20190213203559j:plain

f:id:Ryouchang:20190213203610j:plain

『光の道』には遭遇できなかったが

それでも非常に雰囲気のある光景だった。

フィルムの質感も相まって、写真左上の

夕日が実にキレイに映えた。

 

f:id:Ryouchang:20190213203505j:plain

夜に強いフィルムということで1枚。

フィルムで夜景を撮影したのは初で

「こんなにキレイに撮れるのか!」と驚いたのが

正直なところであった。

街灯の光を見るとわかるのだが、光源が滲んだような

ボケとなるのが特徴らしく個人的には好みだ。

(カメラって、電球とか街灯とかが苦手なのよね)

 

f:id:Ryouchang:20190213203629j:plain

f:id:Ryouchang:20190213203715j:plain

この2枚は居酒屋で撮影したものだ。

店名は忘れてしまったが何を食べても美味しい。

福岡すげえ。

写真はというと、この2枚だけレタッチをしている。

店内が暗く、真っ暗な写りになってしまったからだ。

粒子感もすごいし、青いプラズマみたいなのも走ってるし

これはこれで面白い。

 

f:id:Ryouchang:20190213203702j:plain

f:id:Ryouchang:20190213203525j:plain

f:id:Ryouchang:20190213203430j:plain

f:id:Ryouchang:20190213203536j:plain

f:id:Ryouchang:20190213203448j:plain

この5枚は福岡なのか宮崎なのか熊本なのか

忘れてしまったが(汗

景色が良くて車を停めた場所だ。

まさに映画のワンシーンを切り出したような

写りだと思ったし

これらの写真を見た際は「おぉ!」と声が出た。

景色ももちろんキレイなのだが、黄色い服が

太陽に照らされて輝いている感じが非常に良い。

エモい。エモすぎる。エモエモのエモだ。

 

f:id:Ryouchang:20190213203307j:plain

f:id:Ryouchang:20190213203334j:plain

f:id:Ryouchang:20190213203323j:plain

最後の3枚は、宮崎県は高千穂『真名井の滝』だ。

正確には真名井の滝に向かう途中なのだが、

特に1枚目のコントラストの高さは、

場所が持つ神秘さを表現しているように感じる。

 

※全体を通して、写真が白みがかっているが

 これはレンズのせい

 

初めて使用したフィルムであるが

遠い記憶を思い出している時のモヤモヤを

具現化したような、なんとも表現しがたい

描写をする素敵なフィルムであった。

 

目に見えているものと同じものが撮影できるのも

もちろん素敵だが、こんな写真も趣があり、

全く異なる良さがあるのだ、と思う。