【フィルムレビュー】CineStill 800Tが想像以上に『エモい』写りをしたので紹介したい
2/8~11で九州を旅行してきた。
3泊4日の中で、福岡/長崎/宮崎/熊本と
中々濃密なスケジュールだった。
(体力回復しないと思って12日も休みにして
家で仕事してましたごめんなさいすみません
許してください)
も持参して撮影を楽しんできたのだが、
写りが非常にエモかったので、是非紹介したく
本記事を執筆している。ほんと、見て。
1960年代に製造されていたレンズ
『Super Takumar 55mm F1.8』を装着して使用している。
それに合わせて今回使用したフィルムが、
赤い丸のついたケースに入っている
『CineStill 800T』だ。
簡単にフィルムのことを紹介すると、
下記のような特徴を持っていることがわかる。
映画用タングステン光下フィルムのISO800カラーネガフィルム
映画のワンシーンを切り出したようなイメージで撮影できます。
映画用タングステン光下フィルムのISO800カラーネガフィルム。
低照度で困難なタングステン光の状況のために設計されています。
多くの異なる照明状況でも使用することができます。
再加工された特注のこのフィルムは、標準的なC-41で安全に現像できます。
タングステン光(3200K)で撮影したい時は、ISO800として設定し、フィルター無しでの撮影が推奨されます。
ナイト撮影に向いていますが、タングステンフィルムなので、太陽光の元では青みがかった色になります。
その際は、色補正フィルターを使用すると(KODAKの85B、ケンコーのW12、富士LBA-12)普通の色味になります。
青みがかった不思議な色を楽しむ場合は、プリントで色補正をしないよう指示して下さい。
(引用:Amazon.co.jp)
「 映画のワンシーンのような写真が撮れるよ!
昼でも撮れるけど、どちらかというと夜を
オススメするよ!」このような具合だ。
ここからは実際に撮影した写真を掲載するが、
僕は基本的に全て開放で撮るタイプだ。
今回も絞ることは一切せずに、絞り開放、
シャッタースピードは1/500で撮影している。
まずは福岡にある宮地嶽神社。ここは年に2回
『光の道』という、太陽が道路から参道までを
一直線に照らす現象が有名な神社だ。(しめ縄も有名)
『光の道』には遭遇できなかったが
それでも非常に雰囲気のある光景だった。
フィルムの質感も相まって、写真左上の
夕日が実にキレイに映えた。
夜に強いフィルムということで1枚。
フィルムで夜景を撮影したのは初で
「こんなにキレイに撮れるのか!」と驚いたのが
正直なところであった。
街灯の光を見るとわかるのだが、光源が滲んだような
ボケとなるのが特徴らしく個人的には好みだ。
(カメラって、電球とか街灯とかが苦手なのよね)
この2枚は居酒屋で撮影したものだ。
店名は忘れてしまったが何を食べても美味しい。
福岡すげえ。
写真はというと、この2枚だけレタッチをしている。
店内が暗く、真っ暗な写りになってしまったからだ。
粒子感もすごいし、青いプラズマみたいなのも走ってるし
これはこれで面白い。
この5枚は福岡なのか宮崎なのか熊本なのか
忘れてしまったが(汗
景色が良くて車を停めた場所だ。
まさに映画のワンシーンを切り出したような
写りだと思ったし
これらの写真を見た際は「おぉ!」と声が出た。
景色ももちろんキレイなのだが、黄色い服が
太陽に照らされて輝いている感じが非常に良い。
エモい。エモすぎる。エモエモのエモだ。
最後の3枚は、宮崎県は高千穂『真名井の滝』だ。
正確には真名井の滝に向かう途中なのだが、
特に1枚目のコントラストの高さは、
場所が持つ神秘さを表現しているように感じる。
※全体を通して、写真が白みがかっているが
これはレンズのせい
初めて使用したフィルムであるが
遠い記憶を思い出している時のモヤモヤを
具現化したような、なんとも表現しがたい
描写をする素敵なフィルムであった。
目に見えているものと同じものが撮影できるのも
もちろん素敵だが、こんな写真も趣があり、
全く異なる良さがあるのだ、と思う。